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【症例】古いセラミックをe-max(イーマックス)に交換
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2024/06/25 症例
治療内容 | e-maxによる修復 |
---|---|
期間 | 1ヶ月 |
治療回数 | 3回 |
費用 | 60,500円(税込) |
治療前の状態・主訴
患者様は、右上4番目の歯茎の変色を治療したいとのことで来院されました。
お口の中を拝見すると、右上4番目の歯にはメタルボンドセラミックが入っていました。メタルボンドセラミッククラウンは金属の表面にセラミックを焼き付けた被せ物です。
ご本人もいつ入れたか覚えていませんでしたが、10年は経過してるとのことでした。
歯と歯茎の境目が黒くなって見えるのは、歯茎が下がったことで歯の一部が見えているからです。
歯周病にかかったり、正しいブラッシングを行えていなかったりすると歯茎が下がる原因になります。加齢によっても歯茎は下がってきます。
今回の患者様の歯茎が下がった原因としては、被せ物を入れてから10年という長い時間が経過し、歯周組織の変化が起こったためだと考えられます。プラークコントロールも良く、歯周組織の炎症はほとんど見られませんでした。
治療詳細
初回は、カウンセリングを行いました。
レントゲンを撮影し、歯の状態、歯周組織の状態、咬み合わせ等を確認していきます。
次にどの材質の被せ物を入れていくか、患者様と決めていきます。
例えば、保険適応の場合は、金属またはCAD/CAM冠、保険外の場合はe-maxまたはジルコニアなど、様々な素材があります。
それぞれの特徴やメリットデメリットを説明し、最終的には患者様本人に決めていただきます。今回はe-maxに決めましたが、材質に関してはこの時点で決める必要はなく、被せ物を作る段階までゆっくり考えていただいても構いません。
2回目は、現在の被せ物を外して、仮歯を作製していきます。
土台を削る量がそれぞれの被せ物で多少異なるので、この時点で被せ物の種類が決まっていると今後スムーズに行くかなと思います。
歯肉に炎症がなければ、2回目の治療で型取りまで行っていきます。
以下、形成の画像と仮歯の画像になります。
3回目は、出来上がってきたe-maxを調整して合着します。
治療後の様子
もともと歯肉の安定した方なので、被せ物と歯茎の調和もよく、前歯からの歯茎の連続性は非常にきれいに仕上がりました。
患者様は違和感もなく、大変満足していただけました。患者様だけではなく、術者の私たちも満足出来る仕上がりになりました。
主な副作用・リスク
・e-maxは保険外診療になります。
・予後を保証するものではありません。
・歯茎が炎症を起こしている場合は歯周治療を行うため、治療回数が増えることがあります。
・食いしばりの強い方はナイトガードを入れていただくことがあります。
被せ物は清掃性の良い材質をおすすめします
被せ物を交換するときに新しい被せ物はどのような材質にするか、さまざま検討すると思います。
今回の患者様は、審美領域(見える部位)ということで、より綺麗な材質にしたいとの希望がありました。今回のような小臼歯部では、CAD/CAM冠、e-max、ジルコニア等が候補になります。
その中でも、特に審美的に優れているのがセラミックの一種であるe-maxです。e-maxは透明感があり適度な強度があるので、適応範囲の広い材質です。また、表面性状が滑沢なので、歯垢やステインが付着しにくいのもメリットの一つです。
今回のように、古い被せ物は、ご自身の歯との適合が悪くなっていることが多く確認されます。適合が悪いと、お掃除が難しくなるため、歯垢が溜まります。また、一生懸命ブラッシングをしていても汚れが取れにくく、虫歯や歯肉炎になることもあります。
ご自身の身体の一部になるものでもあるので、被せ物は清掃性の良い材質をおすすめめします。
馬車道アイランドタワー歯科のクリーニングでは、お口の中をきれいにするだけではなく、詰め物・被せ物の精度も確認しております。
最近歯医者に行っていない方や、詰め物、被せ物でお困りの方は、ご相談だけでも構いませんのでぜひ一度当院にご相談にいらして下さい。
スタッフ一同、心からお待ちしております。
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