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【症例】歯根破折した歯の抜歯後のインプラント治療
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2023/08/04 症例
治療内容 | インプラント治療(抜歯待時埋入インプラント) |
---|---|
期間 | 5か月 |
治療回数 | 8回程度 |
費用 |
インプラント体 242,000円(税込) インプラント上部 143,000円(税込) |
治療前の状態・主訴
患者様は70代女性の方で、他院での定期的なメンテナンスの際に指摘された「歯根破折」の相談と、当医院でのメンテナンスの目的で来院されました。
他院によると、右下5番目(第2小臼歯)の歯が歯根破折をしているとのことで、痛みや腫れなど患者様の自覚症状はないようでした。
歯根破折をしている歯は抜歯をする必要があり、抜歯後の治療としてインプラントを希望されました。
※歯根破折:歯の根の部分にひびが入ったり割れてしまうこと。
治療詳細
右下5番目の歯は歯根破折を起こしており歯を残すことが難しく、残念ながら抜歯となりました。
抜歯後にインプラントを埋入していきますが、このケースでは歯周組織の感染や炎症を考慮し、抜歯後の治癒を待ったうえでインプラントを埋入していきます。
インプラントを埋入するにあたり、CTを撮影し診断します。今回は骨吸収が少なかったため、抜歯して約3か月後にインプラントを埋入していきました。
もともと骨へのダメージが少なく十分な期間をあけたため、インプラントに必要な歯周組織は問題なく治癒が進んでいました。
治療後の様子
上部構造が入ったことで、約5か月ぶりに抜歯した箇所で噛めるようになりました。
最初の2~3日は噛むと違和感があったとのことですが、すぐに慣れて違和感なく噛めるようになったとのことです。歯周組織も特に炎症を起こしておらず、安定しています。
主な副作用・リスク
・予後を完全に保証するものではありません。
・自由診療での治療となります。
・インプラントの埋入後は、痛みや腫れが起こることがあります。
・上部構造セット後に噛むと、痛みなどの症状が出る場合があります。
・インプラントはメンテナンスを怠ると虫歯にはなりませんが、歯周病になることがあります。インプラントの状態を維持するために、当医院が定める一定期間おきに検診を受診いただきます。
・噛み合わせが強い方、食いしばりがある方はナイトガードを装着していただく可能性があります。
<抜歯後のインプラント埋入は当院にお任せください>
抜歯後に数か月の間、組織の治癒を待ってからインプラントを埋入する方法を「抜歯待時埋入法」といいます。
抜歯後にインプラントの土台となる骨や歯茎の損傷がある場合は、すぐにインプラントを埋入することができません。期間をあけて土台が整ってから埋入する方法であり、最も一般的な埋入方法です。今回の治療もこれにあたります。
抜歯後どのくらい期間をあけるかは土台の状態によって異なりますが、多くは2~6か月程あけます。
抜歯待時埋入のメリット
・抜歯した部位が感染していた場合、期間を開けることで感染のリスクを抑えられる。
・抜歯後、骨の戻りを待ってインプラントを埋入するので、インプラントと骨の結合(初期固定)が得られやすい。
抜歯待時埋入のデメリット
・治療期間が長くなる。
・抜歯とインプラント埋入の2回外科処置を行う必要がある。
一方、抜歯をしてすぐにインプラントを埋入する方法を「抜歯即時埋入法」といいます。
この方法では抜歯と同時にインプラントを埋入します。外科処置が1回で済み、治療期間も短くできるため患者様の負担が少なくなります。しかし土台の損傷があると難しかったりと、全てのケースで適応できるわけではありません。
抜歯即時埋入法のメリット
・手術が1回で済み、治療期間を短くできる。
・抜歯した部位の骨が痩せにくい。
・仮歯を装着できるので、歯がない期間を短くできる。
即時埋入法のデメリット
・難易度の高い治療方法のため、行っていない歯科医院がある。
・骨に感染がある場合や、骨の量(厚みや高さ)がない場合はできない。
今回の抜歯理由は歯根破折でした。抜歯部位の軟組織のダメージや感染は大きくありませんでしたが、骨吸収が大きかったため抜歯待時埋入法を選択いたしました。
しっかり3か月待ったことでGBR(骨造成)を必要とせず、最小の範囲での切開でインプラントを埋入することができました。結果的に埋入して2か月後と早期に上部構造を入れることができました。
馬車道アイランドタワー歯科では患者様により良いインプラント治療が提供できるよう日々努めております。インプラント治療を希望される患者様にはCTの撮影など精密検査を実施したうえで、最適な治療方法を提案させていただいております。インプラント治療の経験が豊富な歯科医師が担当しておりますので、患者様のご相談も丁寧にお伺いいたします。
インプラントでお悩みの方は、ぜひ一度馬車道アイランドタワー歯科までお気軽にご相談ください。
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