新着情報
【症例】抜歯と同時にインプラントを行う、抜歯即時埋入インプラント
カテゴリ
月別アーカイブ
- 2024年11月
- 2024年10月
- 2024年09月
- 2024年08月
- 2024年07月
- 2024年06月
- 2024年05月
- 2024年04月
- 2024年03月
- 2024年02月
- 2024年01月
- 2023年12月
- 2023年11月
- 2023年10月
- 2023年09月
- 2023年08月
- 2023年07月
- 2023年06月
- 2023年05月
- 2023年04月
- 2023年03月
- 2023年02月
- 2023年01月
- 2022年12月
- 2022年11月
- 2022年10月
- 2022年09月
- 2022年08月
- 2022年07月
- 2022年06月
- 2022年05月
- 2022年04月
- 2022年03月
- 2022年02月
- 2022年01月
- 2021年12月
- 2021年11月
- 2021年10月
- 2021年09月
- 2021年08月
- 2021年07月
- 2021年06月
- 2021年05月
- 2021年04月
- 2021年03月
2022/09/20 症例
治療内容 | 右上5番目の歯の抜歯即時埋入インプラント |
---|---|
期間 | 5ヶ月 |
治療回数 | 8回 |
費用 |
ストローマンインプラント 220,000円(税込) GBR 33,000円(税込) インプラント上部 121,000円(税込) ナイトガード 保険適応 |
治療前の状態・主訴
患者様は、食事を右上で咬んだ時にパキッと音がして痛くなったとのことで、来院されました。
患者様の自宅近隣の歯科医院では、歯が割れているので残せないと言われたが、なるべく残したいということでセカンドオピニオンで当院を受診されました。
確認してみると、縦方向に破折線が歯茎の下の骨の中まで入り込んでいるため、残念ながら当院でも予後不良のため抜歯と診断させていただきました。
また抜歯後の処置についても当院を希望されたため、入れ歯・ブリッジ・インプラントの3通りの方法をメリット、デメリットを含め説明させていただきました。
治療がスムーズに進むように、抜歯前にある程度、治療のゴールを決めておくと良いでしょう。
治療詳細
患者様は2回目の診察時に、前回説明した治療方法の中からインプラントを選択されました。
CTを撮影し、治療計画の立案をしていきます。
幸い歯周組織のダメージも少なく、インプラントを埋入するには十分な骨量が認められたため、患者様の侵襲が少ない抜歯即時埋入(ばっしそくじまいにゅう)を選択しました。
抜歯即時埋入インプラントは抜歯直後にインプラントを埋入するので、術後の痛みやストレスは抜歯と大きく変わりません。
インプラントと歯茎の間に人工骨が見えます。
人工骨が漏れ出さないようにさらに縫合していきますいます。
歯茎の状態は安定していて、経過良好です。
治療後の様子
抜歯からインプラント上部構造が入るまで4か月でした。
久しぶりに右側で食事をしたが、自然に噛むことができたとのことでした。
また、自然な見た目にも満足されていました。
主な副作用・リスク
・予後を完全に保証するものではありません
・インプラントは自由診療になります
・処置後は2~3日をピークに痛み、腫れが出ることがあります
・インプラントを長持ちさせるために、当医院が定める定期的なメンテナンスを受けていただきます
※インプラントは入れて咬めるようになることがゴールではありません。入れてからインプラントの管理が大切です
・咬み合わせの強い方は、ナイトガードが必須です
<抜歯直後にインプラントを埋入することで、患者様の負担を軽減できます>
通常のインプラント治療は待時埋入法(ばっしたいじまいにゅうほう)と言い、抜歯をしてから2~6か月の歯茎の治癒を待ってインプラントを埋入していきます。さらに3~6か月、骨と結合する期間を経て上部構造が入ります。
この方法だと、治療期間は6か月から1年かかり、仮歯や義歯を入れながら治療を進められるケースもありますが、歯が無い期間は非常に不便です。
一方で抜歯即時埋入(ばっしそくじまいにゅう)インプラントは、抜歯と同時にインプラントを埋入していくので大幅に治療期間の短縮が可能です。また、本来複数回行う外科処置も1回ですむので、患者様にとっては負担が少なく、抜歯後の歯周組織を保存できるためメリットの大きい治療法と言えます。
しかし、全てのケースに対して抜歯即時埋入でインプラントが行えるわけではありません。
以下の場合は非適応になります。
・抜歯した部位の骨吸収が大きく、初期固定(インプラントを埋入した直後の固定)が得られない場合
・急性炎症がある、炎症が広範囲にある場合
・抜歯する歯の根尖付近に解剖学的に重要な器官(上顎洞、下顎管など)がある場合
・歯周病患者
・喫煙者
馬車道アイランドタワー歯科では患者様により良いインプラント治療が提供できるよう努めています。インプラント治療を希望される患者様はCTを撮影し、最適な治療方法を提案させていただいております。
また、インプラント治療は経験豊富な歯科医師が担当いたします。
インプラントでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
馬車道アイランドタワー歯科 院長 鈴木
こちらもご参照ください