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【症例】歯肉退縮をセラミックで再現し調和を図った審美治療
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2022/02/28 症例
治療内容 | ジルコニアボンドセラミックによる審美修復 |
---|---|
期間 | 3ヶ月 |
治療回数 | 4回 |
費用 | 363,000円(税込) |
治療前の状態・主訴
今回の患者様の主訴は「前歯の右の歯が揺れている」とのことでした。
確認してみると、右上1番目の歯だけ歯肉が退縮し、大きく動揺(グラグラ動く)しており、抜歯が必要な状態でした。
来院された当日は、両隣の歯と接着剤で固定しました。
治療詳細
治療をスムーズに進めていくためには、抜歯をする前にどのような方法で治療するか決めておくことが望ましいです。
今回の場合は欠損補綴の選択肢として、ブリッジ、入れ歯、インプラントがありました。
ブリッジと入れ歯なら、保険適用の歯科材料で補綴物を作ることも可能です。見た目や快適さを求めるのであれば、インプラントなど保険適用外のものがおすすめです。どの方法もメリット・デメリットがあるため、馬車道アイランドタワー歯科では、患者様に治療前にしっかりご説明しています。
▼治療1回目
主訴を確認し、患者様と今後の治療方針を決めていきます。
「着脱式より固定式で、露出した歯根とも色調を合わせたい」とのことでしたので、ジルコニアボンドセラミックのブリッジで対応させていただくことになりました。
※ブリッジ
無くなった歯の両隣の歯を削って土台を作り、ブリッジ(橋)のように人工歯をかぶせる。
※ジルコニアボンドセラミック
強度と耐久性に優れた、非金属の歯科材料。生態親和性も高く、自然な色調が再現できる。
▼治療2回目
右上1番目の歯を抜歯し、両隣の歯を削り、仮歯を入れていきます。
▼治療3回目
抜歯窩(歯を抜いた所)の十分な治癒を待って型取りをして、色合わせのための写真を撮影します。
馬車道アイランドタワー歯科では、当院に併設する歯科技工所と提携しています。そちらの技工士が、患者様の口腔内を直接確認して写真撮影を行います。
▼治療4回目
2週間後、出来あがったブリッジを調整し、合着します。
治療後の様子
患者様は「前歯が揺れないので、食べ物を思い切り噛める。さらに、見た目を気にせず口を大きく開けて笑える」と、非常に満足されていました。
主な副作用・リスク
・予後を完全に保証するものではありません。
・セラミック治療は自由診療となります。
・歯の神経の治療が必要になる場合があります。
・治療終了後に噛むと痛い、腫れるなどの症状が出る場合があります。
<提携の歯科技工所で、艶や透明感に優れたジルコニアボンドセラミックを作製>
セラミックの色調の作成方法は、「レイヤリング法」と「ステイニング法」の2種類があります。
※レイヤリング法
ジルコニアの土台に半透明のセラミックを数層に盛り、焼き付けていく方法。
※ステイニング法
名前のとおり、ステイン(色素)を着色していく方法。
レイヤリング法のほうが、ステイニング法より艶感や透明感に勝ります。
馬車道アイランドタワー歯科のジルコニアボンドセラミックは「レイヤリング法」で作製しています。当院に隣接する提携歯科技巧所の技工士が、色調などを直接確認できるため、再現性に優れています。
「歯の被せ物を作りたいけれど、自分の天然歯と色が合うか心配…」とお悩みの方は、ぜひ馬車道アイランドタワー歯科にご相談ください。
また今回、前歯がグラグラしてしまった原因は、噛み合わせている下の歯が少し前に出ていることでした。
対合歯に強く当たることで少しずつ揺れが大きくなり、最終的に歯を抜かなければならなくなりました。もしこの噛み合わせにあと数年早く気づいていれば、抜歯をせずに済んだ可能性もあります。
お口の問題は、「早期発見・早期治療」が重要です。
馬車道アイランドタワー歯科では、定期検診の受診をお勧めしています。噛み合わせ以外にも、虫歯や歯周病のチェック、歯のクリーニングなど口腔ケアを行なっています。ぜひ、歯の定期的なメンテナンスを心掛けましょう。
馬車道アイランドタワー歯科 院長鈴木
こちらもご参照ください。
馬車道アイランドタワー歯科|セラミック治療