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【症例】適合不良の金属をジルコニアとコンポジットレジンで修復
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2021/10/08 症例
治療内容 | ジルコニアとコンポジットレジンによるメタルフリー治療 |
---|---|
期間 | 1ヶ月 |
治療回数 | 3回 |
費用 |
ジルコニアインレー ¥66,000(税込) コンポジットレジン 保険診療 |
治療前の状態・主訴
患者様の主訴は、以前に他院で虫歯の治療をしたところがフロスを通すと引っかかりを感じることでした。
右上の4番・5番・6番目が金属で修復されています。全て2年前に治療したそうで、歯と金属の接着部に多少の隙間ができていて適合不良を起こしており、詰め物をやり直す必要がある状態でした。
歯科では歯と詰め物や被せ物とのつなぎ目のギャップ(合い具合)のことを適合性と言います。金属は噛み合わせにより劣化・変形して適合性が崩れることが多く、虫歯(二次う蝕)の原因となる可能性があることを説明し、治療するにあたって、歯科材料として変形しにくいジルコニアを提案させていただきました。
患者様の希望は、できるだけ歯質は削らずに治療したいとのことでした。
治療詳細
金属を除去すると歯と歯の間、歯茎に近いところが黒くなっていました。
この部分の接着剤が溶け出すことで歯と金属の接着部に隙間ができ、フロスが引っかかる原因になっていました。
4番・6番の歯は幸いにも大きく削られていなかったため、古い接着剤を除去した後、保険適応のコンポジットレジンにて修復しました。
5番目の歯はジルコニアを使う修復が必要でした。歯の形を整えて型をとり、でき上がったジルコニアインレーを噛み合わせの調整をしながら装着しました。
治療後の様子
今回は神経がある歯を3本同時に削りましたが、ジルコニアインレーを入れる時に多少しみた程度で、痛みは麻酔が切れた後もなかったとのことでした。
主訴であったフロスの引っかかりはなくなりました。また、患者様は何よりも金属の詰め物が白い詰め物に変わったことを非常に喜んでおられました。
主な副作用・リスク
- ・ジルコニアは自由診療での治療となります
- ・コンポジットレジンは長期の使用で変色します
- ・コンポジットレジンは力のかかる部位では欠ける恐れがあります
包括的にお口の健康を考えたメタルフリー治療をおすすめしています
保険適応の金属はしっかりした硬さがあり噛んでも容易に壊れない素材ではありますが、金属の詰め物の寿命は5、6年と言われています。実際はもっと長く使っている方が多く、今回のような歯と金属の詰め物との適合不良による二次う蝕は非常に多くみられます。
それに比べてジルコニアは経年劣化することがほとんどないため、接着剤の溶け出しを最小限に抑え、二次う蝕になることを防ぎます。
また、今回の治療で一番のメリットはメタルフリー治療ができたことです。
ジルコニアやコンポジットレジンは金属アレルギーに対して有効な素材であり、審美性にも優れているので患者様の満足度の高い治療です。
馬車道アイランドタワー歯科の歯科検診では、適合不良の詰め物のチェックも行っています。基本的には適合不良の詰め物は交換をおすすめします。その際、メタルフリー治療に興味がある場合はお伝えください。
当院では、メリット、デメリットをしっかりとご説明し、ご理解を頂いてから患者様に治療方法を選択していただき、歯科治療を行っております。
カウンセリングに時間をかけて、ご希望についても丁寧にお話を伺いますので、まずはお気軽にご相談ください。
下記もご参照ください。