子どもが受け口(反対咬合)かな?と思ったら・・・|馬車道アイランドタワー歯科|横浜市馬車道駅直結の歯医者

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子どもが受け口(反対咬合)かな?と思ったら・・・

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2021/09/26 ブログ

馬車道の歯医者「馬車道アイランドタワー歯科」では、皆様のお口の健康に役立つ情報を歯科医師や歯科衛生士などが発信しています。

皆様、こんにちは。矯正担当医の任と申します。

馬車道アイランドタワー歯科では、月に3回、矯正治療日を設けており、歯並びの相談や、治療を行なっております。

歯科矯正と聞くと、「興味はあるけど、実際どんなことするのか、いまいち分からない・・・」と治療に踏み出せない方は多いのではないでしょうか。このブログでは、普段から気になる歯並びのことについて分かりやすく解説していきます。ぜひ見てみてくださいね。

今回は矯正治療の初診相談で多くみられる、乳歯の受け口(反対咬合)について治療の時期や方法などをお伝えしたいと思います。

 

受け口(反対咬合)はいつ治療したらいい?

お子さんの3歳児歯科健診で受け口(反対咬合)と言われて心配になり、「受け口は、乳歯の時に治したほうがいいですか?」とご来院される親御さまは多くいらっしゃいます。

受け口(反対咬合)は「かみ合わせの悪い状態」の1つです。上あごの成長が抑えられてしまい、下あごの成長が進んでいる状態を指します。

受け口(反対咬合)によって、発音や食べ方、見た目など生活に支障がでる可能性があります。

結論から言いますと、受け口(反対咬合)は乳歯の間に治療すべきと私は考えています。その理由は2つあります。1つめの理由は乳歯が受け口(反対咬合)の場合は、永久歯もそのまま反対咬合になる場合が多く、乳歯の時期に一度治ると、永久歯が正常咬合になる可能性が高いためです。2つめは、乳歯期に用いる矯正装置はとてもシンプルで、お子さんにかかる負担が少ないため、大変な思いをせずに治療ができるためです。

乳歯の矯正治療は3歳後半くらいから開始できます。

 

 

乳歯の受け口(反対咬合)の治療方法は?

 

 

馬車道アイランドタワー歯科|歯科医師ブログ|子どもが受け口(反対咬合)かな?と思ったら・・・|乳歯期の矯正歯科のイメージ

乳歯の受け口(反対咬合)の代表的な治療装置は、MUH Shield®︎(ムーシールド)です。MUH Shield®︎(ムーシールド)は、くわえるようにして口の中に入れておく装置です。2004年に製品化されて、のべ10万人以上の患者さんの治療に用いられています。上口唇の圧を排除して口唇の圧のバランスを整えます。また、受け口(反対咬合)の人は舌が本来よりも低い位置にあるので、下の歯を押してしまって上あごを正しく成長させることができないと言われています。MUH Shield®︎(ムーシールド)は、舌を安定して正しい位置で機能させられる筋肉を作ることを一つのゴールとした装置です。

リップシールドと、舌挙上部が主に治療機能を担っています。

馬車道アイランドタワー歯科|歯科医師ブログ|子どもが受け口(反対咬合)かな?と思ったら・・・|MUH Shield®︎(ムーシールド)

赤色部分はリップシールド、黄色部分は舌挙上部です。

 

こちらのページもご参照ください

 3歳児から考える受け口(反対咬合)ってなーに?-受け口とムーシールド治療法

 

受け口(反対咬合)は、原因によって下記の3つに分類できます。

①歯性反対咬合

歯の位置や傾斜によって受け口(反対咬合)が引き起こされている状態です。乳歯期のうちに治すことで再発の可能性は少ないと言われています。

②骨格性反対咬合

顎骨が受け口(反対咬合)の原因となっている場合です。骨格性反対咬合では、乳歯の時期に治療をしても成長するにつれて、また受け口(反対咬合)になる可能性があります。もし成長期に治療しないのであれば、18歳以上になって外科手術を伴う矯正治療で改善します。

しかし、乳歯期に一度治療することで正しい噛み合わせで食事ができるようになり、顎の成長に良い影響を与えることが期待できます。将来受け口(反対咬合)になる確率が下がるケースもありますので、治療についてご相談されることをおすすめします。

③ ①と②の混合

歯科性反対咬合と骨格性反対咬合が複合して受け口(反対咬合)になっている場合です。大多数の患者様がこのタイプです。

馬車道アイランドタワー歯科|歯科医師ブログ|子どもが受け口(反対咬合)かな?と思ったら・・・|受け口(反対咬合)の成長過程での変化

MUH Shield®︎(ムーシールド)治療の注意点は?

MUH Shield®︎(ムーシールド)を用いた治療中は歯科医師による定期的な観察が必要です。また、調整を必要とする場合があります。

MUH Shield®︎(ムーシールド)は主に夜間に装着します。就寝時の無意識下でも適切に使用できるよう、日中に適切な使い方を練習していきます。

そして、乳歯期のMUH Shield®︎(ムーシールド)による治療では、受け口(反対咬合)が改善しても、将来的に再発する可能性があるため、治療後も年一、二回の経過観察を続けることが大切です。

医療に「絶対」ということはないため、「絶対治ります」と言い切れないのはもどかしいのですが、日々進化する医療知識を少しでも多く取り入れ、患者様により良い医療を提供していきたいと思います。

もし、お子さんが受け口(反対咬合)かな?と不安に思われている親御さまは、ぜひ一度、馬車道アイランドタワー歯科の矯正相談にいらしてください。

当院は完全予約制のため、ご予約が必要となります。お電話またはホームページよりご予約をお待ちしております。

矯正相談の日時については、ホームページでご確認ください。

こちらも併せてご覧ください。

馬車道アイランドタワー歯科|矯正歯科

 

tel.045-651-6488

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